先生と横田
転園初日

先生:ハーイ、みなさんおはようございまーす。
ここでみなさんに大変ビックリするようなお話があります。
   なんとこの琴野葉幼稚園にに新しいお友達がやってきまーす。
   それではその新しいお友達を紹介します。入ってきて。

(ヤクザ風な男が入ってくる)
横田:へい。先ほど説明に扱いました横田銀治郎です。
皆よろしゅうな。

先生:はいみんなちょっと静かに。
   いいたいことが山ほどあるのはわかるけど静かに。

横田:おい、オメーら!がたがたぬかしてんじゃねぞオラー!
   けつの穴から手突っ込んで奥歯がたがた言わせたろかい!!

先生:・・・・一気にみんな黙ったね。
さ、みんなここで横田君のことをもっと知ってもらうために今から質問のコーナーを設けまーす。
では、まず先生から横田君は前の幼稚園ではなんて言うあだ名だったのかな。

横田:前の組ではチャカの銀と呼ばれてました。

先生:・・・凄いあだ名だね。しかも横田君は幼稚園のことを組と呼ぶんだね。次はい、恵ちゃん。え、どんなお遊びがすきですか。

横田:そりゃもちろん半丁だよ。

先生:子供のする遊びじゃないわよね、それ。

横田:楽しいですよ。若い衆を集めての半丁は。

先生:君幼稚園児だよ。若い衆って一体何歳児なんですか。
他に質問。はい義男くん。え、好きな食べ物は

横田:そりゃコカイ・・。

先生:ストッーープ。
   それ食べもんじゃないわよね。子供の頃から何やってんの。

横田:今の自分がいるのは少年法のおかげです。

先生:生々しいことを言わない!
ちょっとみんな騒がない。少年法って何とか聞かない。

横田:黙れやクソ虫ども!!。

先生:・・・・・。

横田:おうおうさっきから騒がないとか静かにしろとか組長がおっしゃてるのに。

先生:誰が組長だ、誰が。

横田:おめえら組長との約束忘れたのか!?。
   3年前この組ができたとき日本一の組にしようと言ったあの約束は嘘やったんか。

先生:ここ、来たの初めてだろが。何勝手に約束作ったりしてるの?

横田:おい、おめーら。これから組長の言うこと聞けねーやつはこの琴野原幼稚園くまさんぐみ若頭の俺がゆるさねーからな。

先生:勝手に若頭という階級を作らないでください。

横田:いいか。わかったか!!

園児:はい!!!

先生:・・・・・。
それじゃ質問タイムを終了しましてみんなお外で遊びましょう。

横田:よしみんなゴザとさいころとコップもってこい。

先生:半丁はしないわよ。お外に行って何で半丁しないといけないんですか。

横田:それじゃあ奥の座敷で。

先生:ないですよ。もっと子供らしいお遊びしましょう

横田:じゃあ、火遊びか女遊びか・・・

先生:キミに聞く事自体間違いだったわ。もう先生がお遊び決めまーす。
   そうね、じゃあみんなでケイドロしようか。

横田:え、ケイドロ・・・・。

先生:うん楽しいわよ。警察と泥棒に分かれておいかけっこするの。

横田:・・・・うう、うわ〜ん。うわ〜ん。(泣)

先生:なんでー!!ちょっと、どうしたの横田君。

横田:警察イヤだ警察イヤだ、うわ〜ん。

先生:ちょっと横田君、べつに本物の警察使うわけじゃないんだから。

横田:もうあんな暗くて狭いブタ箱なんかに入りたくね〜よ。

先生:それが六歳児の言う言葉か!あんた刑務所入ったことねーだろ。

横田:うわ〜ん、うわ〜ん。

先生:ちょっともうわかった違う遊びにしましょう。

横田:・・・・すまねー組長。

先生:だからもう組長って呼ばないでいいから。
じゃあみんなでかけっこしましょう。

横田:おい!ゴザとさいころもってこい。

先生:それは賭けっこだろうが!!もういいわ!

二人:ありがとうございました