檜山。
ベタな漫才。

八木:はいどーも。八木です。
金本;金本です。
八木:よろしくお願いします。
金本:あ、コチラこそ。
八木:あの、僕ちょっと最近の漫才に不満があるんですよ。
金本:なんですか?
八木:最近の漫才はワンパターンすぎる!
金本:あぁ、『小さい頃の遊び』とか『将来の夢』とか
八木:医者コントとか。
金本:「コント」って言うてもた。
八木:・・・医者漫才とか。
金本:医者漫才なんてめったにないですよ。「はい、どーもー。医者です。」とか言うんですか。
八木:医者は置いといて、『小さい頃の夢』とかそういうの多いと思うんですよ。
金本:そうですね。よく見ますね。
八木:そんなんじゃアカンと。俺らが新しい漫才を作らなアカンと。
金本:そうですね。がんばりましょう。
八木:で、金本さんは小さい頃の夢ってありました?
金本:あのー・・今までの会話はどこに行ったんですか。
八木:熱海らへんに。
金本:あー。今までの会話は海に行ったんですね。熱いですもんね。
八木:で、小さい頃の夢は?
金本:僕はねぇ、ラジオのDJになりたかったんです。
八木:あー。メールでリクエスト貰ったりしてね。
『東京都港区のちい☆ちゃんのリクエストでワープロを打つ音』
金本:カタカタ言うて気持ち悪い!ダレが聞くんですか。
八木:あとはやっぱり葉書やね。
金本:あぁ、葉書もありですね。
八木:正月前やったらインクジェットとかがいいですね。
金本:八木さん?あの、葉書は文字が書かれているのを貰うんですよ?本当に葉書そのものを貰うんじゃないですよ。
八木:医者ツッコミ!
金本:ワケがわからないです。メスを持ってこないでください。それにあなたはボケです。
八木:それは置いといて、僕も夢が2つあったんですよ。
金本:何ですか?
八木:まずひとつは、郵便局員。
金本:あー。公務員で収入安定してますもんね。
八木:収入は関係ない。俺は金で職を決めるようなやつじゃない。
金本:金で決めてもいいと思いますけどねぇ。
八木:・・・いっつも郵便局に可愛い女の子が来るんや・・・。
金本:女の子目当てですか。どっちもどっちのような気がします。
八木:メロンちゃんをバカにするな!
金本:メロンちゃん!?その子の名前メロンちゃん?
八木:メロンちゃんはなー。寒い日も暑い日もいっつも同じ時間に
来ては不幸の手書きを出していた、純粋な女の子なんや。
金本:だめですよ。不幸の手紙なんて。純粋でも何でもないじゃないですか。
八木:ちなみにハガキは往復ハガキや。
金本:自分に戻ってくるじゃないですか。で、あとひとつは何なんですか?
八木:あとひとつは・・・医者やった。
ま、オヤジの後を継がなくちゃアカンかったから、医者にはなられんかったけどな。
金本:八木さん・・・。
八木:だから医者漫才をしよう。
金本:嫌です。