何をするだァーッ!
行け!ビデオ戦士

行け!ビデオ戦士・あらすじ

さえないアニメオタクの吉田・ジョージ・太郎(34)は、
ある日突然天井から降ってきた「びくたー星人」から
ビデオ戦士に変身できる能力と食い逃げの罪を無理矢理押し付けられたために
超極悪の「ぱいおにあ星人」の刺客に追われることになる。
途中で迷子の女の子を交番へ連れていったら
何故か警官に逮捕されそうになったり
曲がり角で出会い頭にぶつかった女子高生の
スカートの中を見て鼻血を出したりしながら刺客を倒していった。
そして今宵、全ての決着が着く・・・予定。
あと、何度も「簿で緒戦士」と打ち間違えてちょっとむかついた。

L「わははは!俺はレーザーディスク男爵だー!お前ら今時の若者をオタクアニメ漬けにしてやるぞー!※」
※1980年代後半のアニメは大抵レーザーディスクで見られるが、肝心のレーザーディスクは既に生産終了になっている。ダメじゃん!

V「君には〜夢があるかぁ〜♪夢を見ているぅ〜かぁ〜い♪」

L「ををっ!この妙にアップテンポでずっと聴いてるとむかついてくる歌は・・・!※」
※ビデオ戦士は、ノリが良くないと戦う気にならないほどの気分屋だ!

V「は〜っはははは!我はビデオ戦士!レーザーディスク男爵、覚悟!」

L「くそっ!喰らえ!結構でかくて収納に困るレーザーディスク手裏剣!!※」
※収納に困るほどでかいと言われても実物を見ないとよくわからないよ!

(しゅっしゅっしゅっ)

V「無駄無駄無駄ァ!俺にそんな攻撃は当たらん!喰らえ!120分ビデオのテープ1本縛り!!!※」
※「VHSからテープを引っ張り出して相手を縛って拘束するビデオ戦士の得意技!ただし1回使うとテープがダメになってしまうので良い子はマネしないように!

(ぴしぃっ!)

L「くぅっ!身動きが取れない!」

V「行くぜ!必殺、3倍録画ビーム!!!※」
※ビデオ戦士の必殺技!なんと最大36時間の録画が可能だぞ!

(びびびびびび)

L「うぉぉぉぉぉ!やっぱり最後は悪役らしく爆発しなくてはダメなのかぁぁぁぁ・・・。※」
※お約束だね!

(どかーん!!!)

V「・・・これが世の定めだ、許せよ・・・。」

D「貴様がビデオ戦士か・・・。」

V「誰だ!?」

D「俺はDVDナイト。VHSの時代は終わりだ。これからはDVDの時代だ。」

V「DVDだとぉ・・・!」

D「VHSなど所詮は昭和の産物・・・俺には敵わないだろうに。」

V「なんだとぉ!喰らえ!必殺、3倍録画ビーム!!!」

(びびびびびび)

D「無駄だ。そのような攻撃、俺には効かない。」

V「なっ・・・。」

D「もう終わりか・・・?ならこちらから行くぞ!ハイビジョン・パンチ!!※」
※DVDナイトの得意技だ!美しい画素でとてもキレイに決まるぞ!

(ばぎっ)

V「ぐおっ・・・。」

D「とどめだ!360時間連続録画アタック!!!※」
※DVDナイトの必殺技だ!なんと3倍録画ビームの10倍の威力だ!なんてこったい!

(ばぎいいい)

V「ぐあっ・・・くそっ・・・俺が・・・この俺が・・・やはり時代は・・・変わるのか・・・(ばたり)」

D「弱肉強食、これ世の常なり。」

次回、「行け!ビデオ戦士」に代わって「疾風!DVDナイト」が始まるぞ!みんな、見逃すなよ!