紀元前200年
先生と男
(教室内で)

武田:次の方どうぞ

(マンションの一室で)

加藤:いや〜、めっちゃヤバイビデオ借りてきちゃったよ。こりゃあ期待できそうだな。とりあえず見てみよう。

武田:どうぞお座りください。早速これが泰樹君のの成績表です。見て分かるとおり、相当

加藤:エロいな〜!!ヤバイ、めっちゃ

武田:頭がいいです。特に数学に至っては

加藤:興奮するわ〜。この女優凄い演技が

二人:とても良い!!

武田:しかし、生活面で落ち着きが無いようで、廊下で良く

加藤:ヤリてー!

武田:と叫んでいます。まぁ、授業態度は良いので問題ないと思います。

加藤:あ〜、ムラムラしてきた。

武田:テストの点は良いのでもっと上の

加藤:女の子でも誘拐してきちゃえ。あっちょっとだけ

武田:高校も

加藤:寄ろう。あっ、ちっちゃい子だ。

武田:狙えます。しかし泰樹、よく頑張ったな。夏休みの頃ののお前は

加藤:いくつ?

武田:とか言ってたのに、今のお前は堂々と

加藤:お兄さんと一緒に遊びに行かない?

武田:とまで言えるようになるとはな。先生は本当に嬉しいよ。お母さん、今のままで行けば絶対

加藤:楽しいって!

武田:高校は安心できますよ

加藤:本当!?マジで!?やったー!!

武田:おいおい、泰樹喜びすぎたよ。それで、お前高校

二人:何処行きたい?

武田:そうか〜

加藤:ゲームセンターか〜

武田:お母さん、今の泰樹君なら

加藤:全然OK!!

武田:まぁ、一応どんな学校かだけ見に行け。

加藤:その後は何処に行きたい?

武田:お前将来の夢とかあるのか?

加藤:アイスクリーム屋か〜

武田:なるほど。何かお前似合いそうだもんな。

加藤:よし、それじゃあ行こうか。

武田:あっ、待ってください

加藤:何?どうしたの?

武田:一つだけ言ってもいいですか?

加藤:何?もったいぶってないで早く言ってよ

武田:あのね

加藤:何だよ?

武田:ここだけの話、俺先生を装った警察なのよ。最近この辺りに小学生を狙った男がいるらしいからこうやって先生のフリをしてるの

加藤:マジ!?

武田:うん。でね、さっきからこの学校の前にいる男を見張ってるの。

加藤:なるほど〜。じゃあ仕方ないか。

武田:だから今捕まえてくるね

加藤:何?何処行くの?

武田:おい!お前今女の子と何やってた?

加藤:えっ?

武田:ちょっと署まで来てもらおう